GALLERY

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筆の向こう側にあるもの

言葉よりも雄弁に語るのは “空気” です

神託書記体験の静けさ・所作・質感・余白を視覚でお伝えします

鳳ノ上紗妃の作品

■巻物一覧

■巻物二番 地の書

■巻物十三番 神の書

美具久留御魂神社へ奉納(令和6年9月9日)

神様があまねく
存在する故に
この世界では
光が差し込み
風が吹き抜け
水があふれ出すのです

火のぬくもりがあれば
土の香りが立ちのぼる
ように感じられたりもします

あらゆる物や生き物が
いのちを宿し
生きていることを
知らされるのです

つまり
神様とは
あらゆるすべてのものの
根源にある存在なのです

すべてのものが
舞うように動いて
生き生きと躍動しているのです

その姿から
命のしくみが
ここにあるのだと
知らされるのです

いつも様子の違う
陽の光を見るたびに
知らされることは
常に変わることは
この上なく
美しいことなのだ
ということです

たとえ
雷雨などで
けたたましい音が
鳴り響いたとしても
それもまた
ここに神様の存在がある
ということの
確かな証なのです

この存在がなければ
この世界は
成り立たないのです

それはまるで
神様のおわす場所
と同じように
すべて神聖なのです

春の香り
夏の鮮やかさ
秋の実り
冬の澄んだ寒さ

そのように
五感を通じて
神様は人々に
語りかけているのです

そしてそこには
神様のほほえみさえも
そっと伝えられている
かのようです

ふるさととは
まさにその
帰る場所を指すものであり
それは人の心の奥にいつも
在りつづけているのです

その存在にふれたとき
生きている間であっても
死の意味を悟り
目覚めゆくことがあるのです

遠いものではなく
常にあらゆるところに
在るものとして
それを見つめたときに
わかるのは

その力が尽きることなど
決してないということです
そしてそれは
天の寛大なはからい
によるものなのです

唯一にして全能である
という存在が
真の基軸として
そこから今も絶え間なく
伝えられているのです

花が咲くことで
そのことを知らされ
喉が潤されることで
それが悟られていくのです

たとえ苦しみのある
そんな時であっても
金色の宝のような恵みが
与えられることもあるのです

神々の世が天空に
あったとしても
人の世界に
その不思議な美しさを
反映させて
見せてくださる
ことがあるのです

そしてその神秘的な様子に
心を奪われた者は
誰よりも先に
その世界の創世のための
ひとつの駒となって
いくのです

それはまさに
この上ない栄誉であると
言えるのです

あとがき

感涙にむせぶような時の中
これを書き記し
心は晴れやかになり
ただただ
多くの方々に
喜びお伝え申し上げたい
そんな想いです

ここに
神の愛は
たしかに在ります

体験風景

瞑想風景

「静まった瞬間、扉が開く。」

筆をとる前の呼吸、目を閉じた姿

「言葉になる前の沈黙」

道具と手元

筆・硯・和紙・墨滴・光の反射

「筆先に、神意が宿る。」

筆と紙が触れる瞬間の手元

「筆先に、神意が宿る。」

「墨が息をする」

過去のイベント

■パーフェクトハーモニーでの登壇

■東久邇宮文化褒賞

日本文化への貢献が評価され、東久邇宮文化褒賞を受賞しました。

2024年 東久邇宮文化褒賞を授かる

■個展

2025年10月31日〜11月3日   

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